ソプラニスタ 奇蹟の歌声―岡本知高とその世界
価格: 1,300円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1
才能ある者でも、自分ではその可能性に気づくことがない場合はあると思います。
岡本知高にとって最初の師の神崎克彦氏が感性豊かな音楽家であったことがその後の進むべく道を決定したのは間違いありません。
本書に書かれてありましたが、音楽大学受験の際、器楽科のサックス専攻で受験しようとしていた岡本を声楽で受けさせようとしたことも無謀であり、大胆なことですが、一声聴いて声楽家への可能性を見出した神崎の見識があればこそ、だったのは間違いありません。
筆者神崎と岡本は、その後二人三脚の歩みを続けます。筆者は岡本の学生時代からステージ構成や司会に